スマートフォンが普及する前は浮気の兆候として一番多かったのが携帯電話の着信歴です。
怪しい着信の履歴がある、また逆に着信の履歴をこまめに消していてまったく履歴が残っていないなど、メールとは違い直接的な浮気の証拠にはならないけど限りなく浮気に近い証拠として相談電話がかかってくることが多かったです。
ですが、着信歴から相手を割り出したり消された着信歴を復元したりということは今も昔も法律に則って営業している探偵社では行っていません。
なぜならそれはまったくといってもいいほど意味がないことだからです。
仮に着信歴から相手がわかるようなことがあっても、それは相手の名前と住所の情報がせいぜい判明するだけです。
名前と住所がわかっても自分の夫(妻)と浮気をしているかどうか、浮気をしているとしたらどんな場所であったり、どんな行動を一緒にしているかなど大事なことはまったく分かりません。
電話番号という手掛りがあるからそこから浮気を判明させたいという気持ちは確かによくわかります。でも、それは出来ないことなのです。また仮に出来たとしても意味がない事なのです。
そして、大事な事なのですが履歴や電話番号から相手を判明させることは探偵社には出来ません。それは警察などが事件性のある場合のみきちんとした手順を踏んで行える、いわば一つの特権です。
時折、ホームページなどで履歴や番号から調査ができるような文面を載せている業者がいますが、明らかに違法なので信じない方がよいでしょう。
それよりもよりはっきりとした証拠で浮気をしているという事実を判明させることが重要です。
浮気をしていれば必ず相手と会う時間があります。
また逆に浮気をしていなければ怪しいと思った時間はあなたの知らない何か別のことをしているだけです。
知りたい、という気持ちはわかりますがそれが正しい方法なのかそうではないのか、いまいちど考え直してみることが必要な時もあります。