「不倫した元夫が私に教えてくれたのかも。シングルライフは充実しているわよ。」少し嫌みっぽく話すのは、半年前、夫の不倫が発覚し、離婚した加代子さん(仮名)40歳。
自らも調べたものの決定的な不倫の証拠は見つけられず、最後は探偵を雇ってまで掴んだ夫の不倫です。
ディンクス(DINKs)と呼ばれる新しい夫婦の形が昔話題になりました。ダブル・インカム・ノー・キッヅ、夫と妻の2つの収入があり子どもさんがいない夫婦、または意識的に子供をつくらないご夫婦を頭文字をとってディンクスと呼ばれます。
子どもがいない夫婦だからこそ、浮気に注意
加代子さんのご夫婦は、まさにディンクスのカップルでした。女性の社会進出が目覚ましい昨今、もみじ探偵社がある広島市でも多くの活躍する女性会社員を見かけます。広島だけでなく、国を挙げて働く女性を支援しようと議論が行われています。
仕事で活躍する女性は若々しくも見え、独身ですかとよく間違われる加代子さん。ご主人もまた学生時代から続けているサッカーが趣味で、スポーツマンらしく爽やかそうな40代イケメン男子(笑)。若手の女子社員から憧れの男性に選ばれるほどで、加代子さんが焼き餅を焼くほどでした。

加代子さんとご主人の出会いは学生時代。別々の大学に通う学生同士でしたが、サークル活動で出会い交際開始。卒業後、彼女が25歳の時にめでたく結婚しました。学生時代のサークル仲間がたくさん集まった、それは盛大な結構披露宴でした。
ご主人は2歳年上で、大手医薬品メーカーに就職し営業を担当。加代子さんは、アパレル関係の仕事をしながら新婚生活がスタートしました。ご夫婦互いにやりがいのある仕事。大きなプロジェクトを任されることもあり、夫婦で切磋琢磨して頑張ってきました。
互いに社会人として頑張っていると、子どもを作ろうという話題が出ることもなく40歳代を迎えました。経済状況はかなり豊かで、毎年ご夫婦で海外旅行をするなど、充実したディンクス夫婦だと感じていました。
「おじいちゃんになってもおばあちゃんになっても、手を繋いで歩くラブラブな夫婦でいようね」が、夫婦の合言葉になっていたほど本当に仲良しカップルでした。
そのラブラブ夫婦に変化が訪れたのは、ご主人が課長に昇進し仕事が忙しくなってからです。
重要な役職で残業が増え、それが何日も続くと加代子さんも心配になります。朝帰りや、帰宅したかと思うとシャワーを浴びてすぐ出社。体の方も心配になりますが、もしかして浮気?・・・なんて変な勘ぐりもする加代子さん。それが、まさか、本当だったなんて・・・このときは思いもしませんでした。
探偵も驚く女の勘!夫の不倫LINEを発見

そんなある日、少し早めに帰宅していたご主人。入浴中に夫の携帯が鳴り、加代子さんはふと画面を見てしまったのです。見知らぬ女の子からのLINEであることを知ってしまいました。「今日は楽しかったです♥」しかも、LINEの文面にハートマークがついていたのに驚きます。
「まさか、本当に浮気?!」驚く私に加代子さんでしたが、何故か冷静に考えていました。子どものいない加代子さん夫婦にとって、互いに束縛し合わないように努めてきました。また、イケメン旦那です。焼き餅を焼くほどカッコい男性だからこそ結婚したのですから、少しの浮気心も目をつぶります。
でも今回は、何か女の勘が頭をよぎります。ご主人の行動とLINEの文面。何かあると感じた加代子さんは、思い出せるだけご主人の仕事、帰宅状況をカレンダーに書き出してみます。それだけでは夫の浮気を見つけることはできませんでした。
もしご主人が、年甲斐もなく若い女性にちょっかいを出しているとしたら。その女子の人生を夫が壊してしまうのではないかと、変な親心も芽生えてきました。
不倫調査を探偵に依頼 相手女性が心配
その時、加代子さん自身も大きなプロジェクトを抱えている身で、夫の監視や尾行などできるはずもありません。そんな時に頼りになるのが探偵さんだと、昔の友人に聞いた覚えがります。モノは試しと探偵事務所に相談をしに行った加代子さん。いろいろ説明を受けて、調査をお願いする事にしたそうです。<もみじ探偵社の浮気・不倫調査>

後日、調査結果を聞いた加代子さん。探偵さんから、加代子さんが書き出してくれたご主人のスケジュールがとても役立ちましたと感謝されました。そこを褒められてもと、変な照れ笑い。<もみじ探偵社の調査費用>
調査員から受けた夫の浮気報告に、加代子さんは「やっぱり・・・」と。そう思いながらも相手の女の子が気になりました。「ご主人とは同じ部署で上司と部下の関係らしく、去年入社の2年目の方です」親子ほどの歳の差があるにも関わらず、手を出した夫にもっと嫌気がさしました。
この調査結果を夫に見せると「すまない!お前が一番に決まってるだろ。遊びだよ、遊び。」と弁明するご主人。「若い子によくそんな酷いことするね。彼女の人生をもてあそんでいいの?」と加代子さんは叱責しました。
浮気相手の女性とは別れることを決意させ、本人同席の上3人で話し合いました。
夫は課長に昇進したばかり、社内不倫がばれたら一大事です。探偵さんまでお願いして確認した不倫ですが、こちらから彼女に慰謝料を渡す羽目になりました。もちろん夫の貯金からですが。
妻から突然の離婚!難しい女心
この不倫騒動が落ち着き、しばらくして加代子さんはご主人に離婚を切り出しました。
ご主人は「もう彼女とは別れたろ。浮気もしてしてないし、なぜ今更離婚しなくちゃいけないの?」と疑問。子どものいない夫婦は身軽と言われますが、加代子さんはもっともっと身軽な人生を送りたいと、今回の不倫騒動をきっかけに考え始めていたのです。

いくら仲の良かった夫婦でもお互いにマンネリを感じたり、その延長線上で浮気をしてしまったりすることは、珍しいことではありません。加代子さんは本当にご主人のことを愛していたのでしょう。だからこそ、互いを尊重し合い、素敵な思い出のまま別れた方が良いと考えたのだと思います。束縛されたくないし束縛もしたくない、そんな新しい夫婦関係が増えてきているのではないでしょうか。
広島にあるもみじ探偵社では多くの探偵調査のご依頼を頂いていますが、最近、ご夫婦間家の変化を感じることが多いです。このご夫婦のケースのように、互いを尊重し合うあまりに、大切なものを失ってしまうこともあります。子どもがいてもいなくても、不倫は婚姻関係を破壊する決定的な出来事です。
広島県だけでなく多くの地域で、パートナーの不倫に悩み、ご自身の大切な人生を狭めてしまう方も多いと想像できます。ご夫婦のそれぞれの人生のためにも、もみじ探偵社に相談してみてください。